前回SEO(検索エンジン最適化)対策、もっと言うとSEO対策とはGoogleに気に入ってもらうことでしたよね。Googleに気に入ってもらうには、「良質なコンテンツが必要」というお話をしました。
前回記事
今回は前回説明できなかった「なぜ文章量が多いとSEOに有利なのか?」のお話をしたいと思います。
SEOで強調したいキーワードをホームページ内で多用するテクニック
昔からSEOで有効と言われている手法の一つに、「SEOで強調したいキーワードをホームページ内で多用する。」があります。
これは今でも通用する手法ですが、過度にやってしまうとGoogleからペナルティをくらい、SEOでは逆効果です。
例:ホームページ制作のホームページ氏によるホームページの運用。
上の文章では強調したいキーワードは「ホームページ」です。しかし、意味がない文章ですよね。
昔はこんな意味のない文章でも「あー、このサイトはホームページというキーワードについて書かれているんだな。」とGoogleは認識しました。
極端な例ではページのほとんどを強調したいワードで埋め尽くしたサイトもあったくらいです。
しかし現在では「同じキーワードの出現率が多すぎる」「文章が無意味」とGoogleが判断して、検索順位を下げるようになっています。
現在のGoogleのサイト評価アルゴリズムは精度が高いです。無意味なキーワードの羅列は禁物!強調したいキーワードを意識しつつ自然な文章を書くように心がけてください。
ホームページの文章量を多くするとユーザーが求める情報とサイトのコンテンツが一致する理由
1つのテーマについて詳しく書くと、いろいろな表現が所々で使われことになります。
具体的な例で考えてみましょう。
例えばこのサイト
マイルと旅ネタトラベルシェア21
このサイトはマイルの話を中心に旅行ネタを掲載している情報サイトです。
このサイトに、以下のような特殊な検索キーワードで訪れている人がいます。
(一例)
「40000マイルあるけど」
「マイル クレジットカード 使いどころ」
「マイルをディズニーランドで使う」
「ジェットスターとピーチどっちがいい」
このサイトでメインで考えているキーワードは「マイル」です。
しかし、実際には記事内の文章の一部で検索されることも多いです。「ジェットスターとピーチどっちがいい」なんてほとんど会話に近いキーワードですね。
これは記事のどこかに「ジェットスターとピーチどっちがいい」の文章があることが理由です。
このような特殊なキーワードで訪れるユーザーは少数です。
しかし、特殊であればあるほどユーザーの知りたい情報が書かれている可能性が高いので、ユーザーにとって有益なサイトと言えます。
そして、
このような特殊なキーワードで検索するユーザーは数こそ少ないですが、検索キーワードの種類はとても多く多岐に渡ります。それこそサイト運営者が思いもつかなかったようなキーワードで検索しています。
ホームページの大量コンテンツがSEOに効果を与える仕組み
前回までのお話で、SEO(検索エンジン最適化)で意識しなければならないことは、Googleに良いと認められるサイト、つまりユーザーにとって有益なサイトであることとお伝えしました。
そのためには、
- ユーザーが求める情報とサイトの内容(コンテンツ)が一致してる。
- ユーザーのサイト滞在時間が長い。
- サイトの更新頻度が多い。
でしたね。
しかし、実は前回まででお話していない、もう一つ重要な要件があります。
それは、多くの人に訪問してもらうことです。
ん?多くの人に訪問してもらう?
それに困っているから、ホームページ制作で悩んでいるんですよね。
結論はちょっと待って下さい。話を進めます。
ホームページを作っても、最初検索では誰も訪れてくれません。これについては経験がある人も多いのではないでしょうか。
ここで先程の「特殊なキーワード検索」が関係してきます。
文章量が多ければ、それだけいろいろなキーワードでホームページ(WEBサイト)がひっかり易くなります。
その特殊な検索キーワード自体、実はあまり意味がありません。
意味があるのは、検索でアクセスがあったということとユーザーの滞在時間です。
先も言いましたが、特殊な検索であればあるほど、ユーザーの求める情報に近いものが提供できます。(ちゃんとした文章を書いていれば!ですが。)
ユーザーにとって有益なら、じっくり読んでもらえるハズですよね。つまり滞在時間が伸びる。滞在時間が長いことは、SEOにとって良い効果がありましたよね。
いろいろ特殊なキーワードでアクセスが少しづつ集まると、少しづつGoogleがサイトを評価し始めます。
少しづつGoogleの評価が上がってくると、本来アピールしたいメインのキーワードについての評価も上がってきます。
つまり
多くの記事を書く
↓
細かい特殊なキーワードでアクセスが集まる
↓
Googleの評価が少し上がる
↓
これの繰り返し
↓
気が付けばメインのキーワードが強くなっている
このサイクルです。
このサイクルこそが「コンテンツの量が多いことはSEOに有効」の理由です。
ちなみに、先程ご紹介したマイルのホームページは「マイル 貯め方」や「マイル 使い方」の競争率の高いキーワードで常にトップ10に入るサイトに成長しています。
注:「マイル 貯め方」250万サイト中、「マイル 使い方」700万サイト中
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