ホームページ制作で初心者が間違いやすいSEO:キーワード選定の話

シェアする

前回までSEOの基本についてお話をしました。

最初から読む

趣味でホームページを作りたい方、起業やお店の開店でホームページを制作することになった方、 ホームページ持ってるけど、なんだか今ひとつ。。と思...
ざっくりいうと、「コンテンツ(文章)を充実させましょう!」でしたよね。

今回はコンテンツを作る上で意識したい、メイン(ターゲット)キーワードについてのお話です。

多くのホームページ運営者が勘違いしている!SEOキーワードの考え方

ホームページを作ったからには、多くの人に来て欲しいですよね。
そのためにSEO(検索エンジン最適化)を意識しなければならない事は、すでにお伝えしました。

SEOにはいろいろなテクニック、考え方があります。
当然、弊社でもクライアント様には、かなり突っ込んでSEOについてはコンサルティングしています。

サイト運営者さんとお話してて、良くある勘違いについて聞いて下さい。

クライアント様:大阪でエステサロンを経営のAさん

私「Aさん、SEOのターゲットキーワードはどうします?」
Aさん「ええっと。。◯◯◯(←店名)とエステサロン、アンチエイジング、美容痩身、ダイエット、◯◯施術(←独自開発の施術)でお願いします。」

Aさんが挙げたキーワード、どう思われますか?
一見すると問題ない様に思えます。

でも実はツッコミどころがとても多いです。
今回は3つの問題に絞ってお話したいと思います。

SEOキーワードで固有名詞、誰も知らない独自のキーワードを選定しても意味がない!

店名や独自開発の施術名で検索してくる人ってどんな人でしょう?

そうですね!そのお店のことを知っている人ですね。もしくは紹介されたお知り合いの方でしょうか。

既に知っている人に向けてキーワードを強くする必要はないです。そんなキーワードに手間をかけるなら、他のもっと重要なキーワードに力を入れるべきです。

また、店名や独自サービス名は競争が激しくないので、普通にホームページを制作(サイトを構築)していれば自然と上位に入ります。(店名は他のお店と被ることもありますが、オリジナルのキーワードはそもそも他に存在しないので、何もしなくても上位表示されます。)

ですので、「店名」や「独自のサービス名」などの固有名詞についてはSEOを考える必要はありません。

注:独自のサービスや商品が画期的で絶対、世に広まる!という場合は、SEO対策と合わせて商標登録を考える必要があります。

ホームページ制作 大阪

SEOキーワードにビッグキーワードを狙わない!

「ダイエット」というキーワードは、集客するにあたり魅力的なキーワードです。

ここで「ダイエット」というキーワードについて調べてみると

・2億4000万サイトが検索対象
・PPC広告(Googleの広告)は1クリック500円以上でも効果があるかどうか、という感じ。

2億サイト以上ある中から上位に入ることはかなり、、、いや、とてつもなく難しいです。
もし「ダイエット」で上位表示出来るサイトなら、広告効果から考えるとそのサイトの価値はウン百万円かも知れません。

Aさんが希望した「エステサロン」「ダイエット」「美容痩身」などの単発のキーワードはビッグキーワードと呼ばれます。

ビッグキーワードで上位表示を狙うのはとてつもない労力(おそらく資金も)と時間がかかります。ですので単発のキーワードでSEOを狙うべきではありません。

SEOキーワードで狙うべきは複合キーワード

実際、ユーザーが検索するのは単発のキーワード(ビッグキーワード)ではなく、
「ダイエット 口コミ」
「ダイエット 効果」
のように2キーワード以上の複合キーワードです。

*(一説には)検索するキーワード数の比率
1ワード:2ワード:3ワード:4ワード=30%:25%:15%:10%

つまりSEOで考えるべき検索キーワードは、メインとなるキーワードと+1ワード(もしくは+2ワード)で考えるべきです。

それを踏まえた上で、どうしても2ワード目で検討したいのが「地域名」です。

例えば、仮に単独ワードの「美容痩身」で上位検索に入ったとしましょう。
エステサロンは大阪にあるので、沖縄の方に見てもらってもあまり意味はありませんよね?

全国対応出来る物販やサービスであれば良いのですが、地域に根ざしたビジネスをされている場合は、必ず「地域名」にこだわりましょう。

「ダイエット 大阪」
「ダイエット 尼崎」
地域名はもっと細かくなっても良いかも知れません。
「ダイエット 大阪 中央区」

複合キーワードで検討したいワードは地域名以外でもあります。
それが今回お話する3つ目の問題点です。

SEO 大阪

SEOキーワードはユーザーの欲求、悩みを想像する

もし、今あなたがダイエットしたい!と考えたとします。ネットで検索する時、どんなキーワードを打ち込むでしょうか?

近所のエステサロンを探すなら、先程の「エステサロン 大阪」かも知れませんね。

でも、ダイエットを決意した動機が「夏までに痩せたい!」だとしたら、「ダイエット 短期間」「ダイエット 夏まで」となるかも。

楽して痩せる方法を探している人なら「ダイエット ラクして」「お手軽 ダイエット」となるかも知れません。

このようにユーザーの欲求や悩みなどの動機が、キーワードの候補になります。
また、この「欲求や悩み」のキーワードはとても強い購買意欲を起こします。

ホームページのSEOで初心者が勘違いしているキーワード選定:まとめ

・固有名詞は何もしなくても自然に強くなる。
・ビックキーワードは狙わない。狙うなら複合キーワードで。
・キーワードはユーザーの検索行動を想像して考える。

キーワード選定は慣れないとなかなか難しいです。でもホームページ(WEBページ)の将来を左右するとても重要な要素ですのでしっかりと取り組んで下さい。

スポンサーリンク