日本マクドナルド創業者、藤田田(でん)の話

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ここしばらく固めの話が続きましたので、今日は軽めの話を。
まぁ、次回以降のネタ振りなんですけどね。

今日は私の話です。(興味ないって?確かに!笑)

親が商売をやっていたということもあり、小さい頃から変な子でした。

そんな変な子が高校の頃1冊の本と出会います。

その本の名前は「ユダヤの商法」http://www.amazon.co.jp/dp/4584001979

ええっと。。宗教ではありません。詐欺商法でもありません。れっきとしたビジネス本です。著者は藤田田(でん)氏。日本マクドナルドの創業者です。(1924〜2004没)1972年発刊の本で、現在は残念ながら廃刊となっています。

ユダヤの商法

1972年と言えば、マクドナルドを本格的にスタートさせた年です。
著書の中でも最後の方に、「ハンバーガーという商品をこれから全国で売る。」と書かれています。

今でこそ、いろいろなビジネス本やノウハウ本がたくさんありますが、当時、ビジネスのやり方に関してこれほど詳細に書かれた本は他に存在しなかったと思います。(その他にあったのは退屈な経済学の理論的なモノばかり。)

世界一商売がうまいとされる「ユダヤ人」からビジネスを学ん(盗み?)だことをベースに、著者自身の経験を踏まえた商売についての原則が書かれています。

例えば、今では有名な「80対20の法則」や、「ビジネスは、女と口を狙え!」「生活に数字を持ち込め」「雑学に強くなれ」など今読み返しても刺激を受ける内容ばかりです。

(40年以上前の本なので、為替の事や税金の事など今と合わない記述もありますが。)

この本を読んだ人で有名なのは、ソフトバンクの孫正義氏。(他にサイバーエージェントの藤田晋氏など)

孫さんは、この本に非常に感銘を受けます。

もしかしたら、著者の若い頃に受けた(米軍からの)差別と自身の境遇を重ね合わせたからかも知れません。

その若く志を持った高校生は、藤田田氏の元に行き、こう聞きました。

「これからの時代、ビジネスで成功する為に私は何を学ぶべきでしょうか?」

藤田田氏はこう答えたそうです。

「これからは間違いなくコンピュータの時代になる。アメリカでコンピュータを学びなさい。」

この話はあまりに有名ですね。

孫さんとは比較になりませんが、私もこの本に影響を受けた人間の一人です。
この本が理由で日本マクドナルドに入社しました。

私には今流行りの「メンター」と呼べる人はいません。
いるとすれば、「この本がメンター」と言えるかも知れません。それ程、自分の人生に影響を与えています。

私の手元に来て30年程経過して、もうボロボロになっていますが、今でもたまに読み返します。

お経みたいなモンですかね。。。

そんなこんなで不定期で「ユダヤの商法」からのネタ出しします。よろしくお願いします。

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