飲食店やコンビニで欠くことの出来ない売り上げ予想の話

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 どちらの店長が優秀??

いきなり質問ですが、2つの飲食店チェーン店があり、

A「次月の売上予想を対前年の105%と予想し、実売上102%の達成」と

B「次月の売上予想を対前年の105%と予想し、実売上120%の達成」

ではどちらの店長が優れているでしょうか?

間違いなく売上を120%にしたAの店長は凄いです。売上を20%も伸ばしたんですから。対して、Bの店長は、105%と予想しながら、103%で未達。一見するとBの店長は残念って感じですね。

しかし、予想と誤差を見ると、Aは誤差3%、Bは誤差10%もあります。

Bのお店の方は、店長の実力(内的要因)で売上が伸びたのかも知れませんし、もしかしたら周辺の環境に変化(外的要因)があり、売上が伸びたのかも知れません。

いずれにしても本当に優秀な店長であるならば、105%とは予想せずに、内的、外的要因を考慮した上で、120%と予想しているハズです。

西宮コンサルタント

飲食やコンビニなどでは欠くことのできない売り上げ予想の作業

商売をする上で、欠かせない作業が、「売上を予想する事」です。
この売上予想が正確であればある程、事業は上手く行きます。

売上予想が正確に出来ないと。。。

製造業であれば、原材料の仕入過多、もしくは不足。もちろん、完成品在庫過多やバックオーダーの増加など。サービス業であれば、人員確保の過多、不足などが生じます。

私が以前勤めていたマクドナルドでは、次月の売上の予想はもちろんの事、デイリー(日売上)、アワリー(30分ごとの時間帯売上)まで予想しています。

時間帯売上との乖離が大きくなると、店長が取るアクションが大きくなってきます。

例えば、街角でお姉さんがクーポン配ったりしてませんか?あれは時間帯売上が乖離してきている時によくやるアクションです。

しかし、それらの施策を実施しても予想売上の乖離が埋まらなかった場合(この場合は売り上げの不足)は、パート/アルバイトの方にお願いして、短縮勤務をお願いしたりします。

また、仕入れ商材も、大量に余ったり(賞味期限のうちに使い切るため)、逆に不足したりして、それらも手配しなければなりません。

神戸コンサルタント

売り上げ予想の重要性

売上予想が正確であれば、これらの余計な仕事をする必要はありません。売上予想が正確であればある程、やらなければならない仕事に集中する事ができます。

では、正確に売上予想をするにはどうすればよいか?ですが、(立ち上げ新規ビジネスのケースについては次回以降掲載予定)、意外と地味です。

年間計画では、景気動向や直近の売上動向、過去5年分くらいの売上推移を加味しますし、近隣に大きなマンションが建つとか、ショッピングセンターが建つという情報もここに入れます。

月売上計画では、学校の行事を落とし込んだり、地域の予定(祭り)などを加味します。

直近の日売データでは、天気、気温、湿度などを加味し微調整していきます。

私は機会があればコンビニでバイトしたいと思っています。
コンビニのシステムはかなり高度化されていて、他業種にも応用が利きます。売上予測の最新の分析ルーツを見てみたいんですよね。

最後にもう1問。飲食業で、
「台風が接近して警報が発令されたが、実際にはあんまりたいしたことなかった。」の場合、売上は伸びるでしょうか?落ちるでしょうか?

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